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富士北麓の自然が生み出した豊かな食材を楽しめる「Restaurant SAI 燊」が西湖ほとりにオープン

2024.05.25 / 高村学
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富士北麓の西湖は、かつて富士山の噴火が湖と森とを誕生させたころの太古の風景が今も息づいており、季節ごとに鮮やかな景色を見ることができます。穏やかな湖面は一年中、標高約900メートルの水位が保たれ、水と森を豊かに讃えています。

その西湖のほど近くに、「Restaurant SAI 燊(レストランサイ)」が6月1日に開業します。料理長は、自らを「食猟師」と名乗り、レストランのかたわら、狩猟や養蜂、農業、キ山菜採取、ハーブ生産にも積極的に取り組む豊島雅也さんが務め、「奥・山梨料理」をコンセプトに、全8品前後のお任せコース1種類だけを提供します。

西湖は標高が約900メートルあることから、通常よりも1〜2カ月遅く春が訪れます。豊島雅也さんは、「オープン時のコースは、春から夏へと季節が移り変わっていく自然界からインスピレーションを受けて構想しました。山菜が土から芽を出す春の訪れを表現した一皿から、料理が進むごとに、畑、湖、森、山へと標高があがるにつれて季節が移り変わっていく様子をイメージしています。自然のなかで過ごしていると、日々ほんのわずかな季節の違い、旬の変化を感じることができます。そのような繊細な自然の姿を、今後も料理を通してしっかり楽しんでいただきたいです」と、語っています。

「Restaurant SAI 燊」の店舗デザインは、建築家の坂野由美子さんが手掛けました。料理コンセプトにも通じる「木・火・土・金・水」をデザインコンセプトとし、自然界を構成する5つの要素が互いに調和し相互に響き合う ような空間を、地域の「木」材や「土」を取り入れ、地元の素材や作家とともにつくりあげました。自然の素材をより体で感じるため、店内は靴を脱いであがるスタイルとし、檜のフローリングが足に心地よく触れます。客席の中央に配置された大テーブルは、国産のサワラ、ナラ、クルミ、ニレ、セコイヤをランダムに張り合わせて制作されました。

「Restaurant SAI 燊」の敷地内には、ハーブガーデンや野菜の自家畑、きのこや山菜の採集、養蜂ができるエリアを造成し、今後は近隣の山や森に入り山麓の自然素材を採集し、酢やアルコール、塩漬け、砂糖、麹などに漬けて発酵させる体験会や山菜やキノコの採集体験、⻘木ヶ原樹海の散策体験なども構想しています。

鹿肉を中心としたジビエ、ヒメマスなどの淡水魚、そして山菜、きのこ、天然のハーブ、さらには高原野菜や四季折々の葉物野菜といった富士北麓の自然が生み出した豊かな食材を、西湖が持つ生命力を感じながら楽しめる富士山麓ガストロノミーが誕生しました。

◽️「Restaurant SAI 燊」概要
開業日:2024年6月1日(日)
住所:山梨県南都留郡富士河口湖町⻄湖208-1
営業時間:17時30分 ドアオープン/18時 スタート 完全予約制
定休日:日・月曜日
座席数:22席(個室あり)
コース料金:20,000円(税込)
※メニューや食材は季節や仕入れ状況によって異なります。

公式HP:https://restaurant-sai.com/
公式Instagram:@restaurant_sai_lake_saiko
予約URL:https://www.tablecheck.com/shops/restaurant-sai/reserve

Management

華道家 中村俊月 Shungetsu Nakamura
Shungetsu Nakamura
Shungetsu Nakamura
華道家 中村俊月 Shungetsu Nakamura